着床のしくみ
卵子と精子が受精し、受精卵となっただけではまだ「妊娠」とはいえません。受精卵が子宮の内膜に着床して、はじめて妊娠したことになります。
卵管膨大部で受精した受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら卵管内を移動して子宮までやってきます。
このとき、子宮の内膜は、ホルモンの働きによって、受精卵が着床しやすいように厚くなっています。
子宮内膜を厚くする指令を出しているホルモンは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と排卵後の卵巣から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)とよばれるホルモンです。
ホルモンの働きが正常にできていなくて、子宮の内膜が厚くなっていないと受精卵が着床
することができず、妊娠することができません。
また、子宮筋腫などの症状によっても、着床の妨げになることもあります。
このように、受精卵が着床できず妊娠できないことを着床障害といいます。
医療の中でも不妊治療の分野は、近年とても進歩しているといわれています。
排卵に障害がある場合や、受精に問題がある場合など、医療的な薬物の投与や人工授精、体外受精などでかなり妊娠できる状況があります。
しかし、着床だけは医療的にサポートすることがまだできていません。
それだけ、着床のしくみは難しいということですね。
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